べんぴが治ったキレイになった
ストレスでもべんぴになる
ストレス社会が生んだ現代病
ストレスというと、昔は胃炎でしたが、近年、「過敏性腸症候群」という病気が急激に増加しています。年代は思春期から50歳代までかなり広く、性別では1対2の割合で女性に多くみられます。
おもな症状は、慢性の下痢やべんぴ、腹痛などで、大きくつぎの3つのタイプに分けられます。
下痢型
- 男性に多い。とくに緊張することがある日の朝食後におなかの調子がわるくなります。下痢かやわらかいベンが1日2〜3回、ときには数回以上も出ます。便意が強いのに1回の排便量は少なく、残便感や不快感が残ります。下痢が続いてもやせてきたりはしません。
べんぴ型
- 女性に多い。腹痛があり、便意をもよおしてトイレにいってもベンが出にくく、出てもコロコロとしたウサギのフンのようなベンです。休日にリラックスしているときには、こういう症状があらわれないのが特徴です。
下痢型
- 数日間、軟便や泥状、粘液が混じったりするベンが続き、その後は、べんぴやコロコロしたベン、細い鉛筆状のベンが出るなどの症状がくりかえされます。
このほか、吐き気、おう吐、げっぷ、おなかがゴロゴロと鳴る、食欲不振などの症状をともなうことがあります。とくに、外出する前や緊張したときなど、精神的な不安やストレスでわるくなりやすく、精神的な不安やストレスでわるくなりやすく、検査してもからだにはとくに異常がみとめられません。下痢やべんぴで消化器科や胃腸科を受診する人の2〜5割は、この病気ともいわれています。
自律神経は心とからだの接点
なぜ、ストレスが胃や腸に影響をおよぼすのでしょうか。
私たちのからだには、じぶんの意志で動かせる部分と、そうでない部分があります。内臓や血管などはじぶんの意志とは関係なく、つねに働いています。そういった部分の動きを調節しているのが、自律神経です。
自律神経には、活動させる役目の交感神経と、休養させる役目の副交感神経の2系統あります。ストレスに対して、からだを動と静にコントロールしているのです。しかし、不安がずっと長びいたり、緊張のくりかえしといった慢性的なストレス状態にあると、両方が刺激されて、からだが混乱してしまいます。この犠牲になりやすいのが、胃や腸なのです。いったん自律神経の働きが乱れると、全身あらゆるところにいろいろな症状があらわれだします。

