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痔の三大疾患

痔核

内痔核の症状
  • 粘膜には痛みを感じる神経がきていないので、痛みはないのが普通です。排便時に時々真っ赤な血液が出ます。症状が軽いものはこれだけですが、進行すると痔核が肛門の外にでてきます(脱肛)
  • 内痔核も硬い便でこすられたりすると表面の粘膜がむけてキズができ、潰瘍をおこしたり、急に肛門の外へでたまま戻らなくなって腫れたりすると、激しい痛みを感じてきます。
  • また、大きな痔核の存在によって、大便がでた後でも大便が残っているという、所謂、残便感がでてきます。
  • また、脱出するような痔核があると、肛門のまわりが汚れて不快になり、まわりがただれてかゆくなり、皮膚炎や湿疹をおこすこともあります。
痔核の進展

I度

  • 内痔核があっても、はじめのうちは特に自覚症状がありません。
  • 排便時に出血しますが、排便を済ませると自然にとまり、痛みもありません。
  • 痔核は排便のときも肛門の外へ脱出しません。

II度

  • 排便時に出血だけでなく、脱出しますが、排便後は自然にもとへ戻ります。

III度

  • 排便時に脱出し、指で押さえないもとにと戻らなくなります
  • V度以上の内痔核を脱肛といいます。
  • 手術が必要になるケースが多いです。

IV度

  • 排便に関係なく、痔核周辺の筋繊維の弾力性が弱くなり、常に脱出して戻らない状態になります。
  • いつも下着が汚れたり、肛門がかゆくなったりしてきます。

IV度

IV度

痔核の原因と予防
便秘・下痢は禁物
  • 便秘にかたむくと、大便が硬くなって出にくいため、いきんで出すようになります。力を入れて排便をする動作が繰り返されると、しだいに静脈はふくらんで静脈瘤という状態に発展し、これが所謂、いぼ痔となります。
  • 下痢が続くと、炎症を起こし、直腸肛門部に充血がおこります。血行が悪くなり、痔核になりやすくなります。
  • 普通の硬さの便を、あまり力まず、短時間に排泄することが大切です。
長い時間同じ姿勢でいるのは良くありません
  • 長い時間じっとしていることは、うっ血をきたすので、身体を良く動かすことが大切です。
  • 瞬間的に、あるいは絶えず腹圧のかかる状態にいる人も具合が悪くなりやすい傾向があります。
食物
  • よく、痔の悪い人には、お酒・タバコ・コーヒー・ワサビ・トウガラシなどは良くないと言われていますが、度を越さないようにすれば、問題はないと考えられています
  • 食物についての注意は、食物繊維をたっぷりと摂取したり、便秘をきたしたり、下痢をおこしたりしないような食生活を心がけることが大切です。
お風呂
  • 入浴は、血行が良くなり、肛門部のうっ血がとれ、肛門が清潔になり、最高の予防・治療法です。
女性と痔

便秘症が原因となる裂肛や、妊娠・出産による痔核の悪化など、女性特有の原因や症状があることから、痔の女性患者はかなり多いと考えられています。

月経前・月経期間中
  • 肛門が炎症をおこしやすくなります。
妊娠すると
  • ホルモンの影響や運動不足、子宮による圧迫のため便秘になりやすく、もともとあった痔がうっ血によって悪化することもあります。
出産するとき
  • 分娩時に力んで痔が悪化することがあります。
痔核の治療
保存療法
  • 座薬・軟膏・内服薬
結紮切除術
  • 痔核をはがし、根元をしばった上で切除する手術
  • 従来は一般的であり、病巣を徹底的に切除できるという長所があります。一方、術後疼痛や出血などの合併症、排便障害や肛門狭窄などの後遺症を全く起こさないものはないと言われています。
  • 切除1

    切除2

    切除3

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