痔の三大疾患
痔瘻
痔瘻の種類と治療
痔瘻は、膿の経路により4つに分類されますが、いずれも薬だけで治ることはなく、手術をする必要があります。





肛門周囲膿瘍
- 肛門周囲にうみがたまった状態で、ほとんどの場合は痔瘻に進行します。
- 直腸と肛門の境目に歯状線というものがあります。ここに漏斗状にへこんだ肛門小窩という部分があり、軟便や下痢のときに肛門小窩から細菌が侵入し、炎症を起こします。この炎症がすすむと、肛門周囲や直腸周囲に膿がたまり、肛門周囲膿瘍となります。
- 肛門周囲膿瘍になると、排便に関係なく、いつも肛門に痛みを感じ、また熱もでてきます。
痔瘻の予防と治療
- 痔瘻は原因が細菌の感染なので予防はなかなか難しく、肛門を清潔にし、下痢をおこさないようにすることが大切です。
- 発病したら、速やかに処置をすることが大切で、痔瘻を完全に治すためには手術が必要です。
- 痔瘻を長期間放置すると、癌が発生するとの報告もあります。
@ 膿がたまったら早く切開を受けること
発熱を伴うような肛門部の痛みを感じたら、まず切開を受けることが大切です。時間がたつと、膿はまわりのやわらかい脂肪組織内にどんどん広がってしまいます。
A 手術
痔瘻は、細菌の入口となっている原発口を瘻管を含めて切除するか、切開しなければ治りません。
瘻管切開開放術
- 瘻管をすべて切開するため再発が少ない。肛門括約筋を一部切開する必要がある。入院期間は0〜14日間程度。複雑なものだと3週間程度。
セトン法
- 瘻管の内から外へ、糸などを通してしばることで、時間をかけて切開する。 入院期間は0〜14日間程度。複雑なものだと3週間程度。
括約筋温存術
- 肛門括約筋を残しながら瘻管をくりぬく手術。まれに再発することがある。 入院期間は7〜14日間程度。複雑なものだと3週間程度。