くにもと病院の治療実績 ジオン注を用いた痔核治療
嵌頓痔核の発生

合併症としての嵌頓痔核の発生は、ジオン注治療を始めてから9例目の症例です。
この症例では、ジオン注が誤って肛門括約筋層に漏れ(もしくは注入され)、括約筋の疼痛が生じ、そのために排尿困難を来たしたものと考察しています。
そして、嵌頓痔核の発生は、この排尿困難のために過度の腹圧がかかることによって、内外痔核内に血液の再流入が起こり、
更に、ジオン注を投与しているため血流の循環が閉鎖的に遮断されており、過度の血管の拡張ならびに多量の血栓形成を生じたものと考察しています。
この症例は、ジオン注の投与部位の誤りが原因で発生したもので、技術的な問題であると考えています。
この症例を検証・考察することにより、この症例のあと、合併症としての嵌頓痔核の事例を認めていません。
