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ジオン注を用いた直腸脱治療

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ジオン注を用いた直腸脱治療について、第61回日本大腸肛門病学会で発表した資料をもとに説明します。

直腸脱は、直腸が肛門の外に突き出る状態をいいまます。直腸粘膜が赤黒っぽく、湿った指状突起として肛門から突き出ます。

直腸壁の筋肉や直腸周囲の結合組織が弱くなるために生じます。

直腸脱になると排便が困難になったり、成人では異常を是正するためには手術が必要です。脱腸は手術でほぼ治癒します。

開腹手術では直腸を引き上げて押し戻し、骨盤内の仙骨に縫合固定させます。開腹するので侵襲性の高い手術であるといえます。

高齢であったり体力がないために大きな手術ができない場合は、針金や合成樹脂製の輪を肛門括約筋に挿入し、この筋を取り囲むように締める手術もあります。

このほかにも直腸の一部や直腸の余分な粘膜を切除する方法もあります。