肛門疾患について
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痔の三大疾患 - 痔核・ジオン注(ALTA)硬化療法
痔核・ジオン注(ALTA)硬化療法
ジオン注硬化療法は、結紮切除術に較べて入院日数が短い(医療費負担の軽減)、術後疼痛(出血・痛みがほとんどない)および合併症が少なく、QOLの点で格段に優れているといわれています。
くにもと病院では、嵌頓痔核をのぞくすべての内痔核を適応としています。
しかしながら、
- 器質化した内痔核、巨大な肥大乳頭を伴う症例
- 外痔核成分が発達した内外痔核症例
- 肛門上皮および皮垂が広範囲に脱出する症例
の場合は、結紮切除術とジオン注硬化療法との併用、結紮切除術単独での手術を検討します。
ジオン注(ALTA)による治療法とはどんなものでしょうか?
「脱出を伴う内痔核」に、ジオン注を投与して内痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。
痔核を切り取る手術と違って、痔核の痛みを感じない部分に注射するので、「傷口から出血する」、「傷口が傷む」というようなことは少なく、入院期間の短縮も期待できます。
ジオン注とはどんな薬でしょうか?
ジオン注の有効成分は、硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸というものです。
- 硫酸アルミニウムカリウム
- 出血症状や脱出症状を改善する。
- タンニン酸
- 硫酸アルミニウムカリウムの働きを調節する。
ジオン注をどのように投与するのでしょうか?
ジオン注を投与する前に肛門周囲への麻酔か、下半身だけに効く麻酔を行い、肛門周囲の筋肉を緩め注射しやすくします。
ジオン注はひとつの痔核に対して、4か所に分割して投与します。
これは痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、四段階注射法といいます。
複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にする必要があります。
ジオン注を投与するとどうなるのでしょうか?
投与後の早い時期に痔核に流れ込む血液の量が減り、出血が止まります。脱出の程度も軽くなります。
投与した部分が次第に小さくなり、引き伸ばされていた支持組織が元の位置に癒着・固定して、脱出が見られなくなります。
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